ソーラー自家発電システムを作って
カーバッテリの充電で色々試行錯誤して
過充電した時にどうなったかの話です。
カーバッテリの過充電とは
カーバッテリの充電は
14.5Vで急速充電し電流が0.5Aを下回ったらおおよそフル充電と考え
あとは13.8V程度で維持充電するという方法が
一般的です。
ですが、13.8V以上の電圧を常時かけ続けて
無理に充電を続ける事が過充電になります。
カーバッテリーの電圧が14.5Vになった時点で
充電電圧を13.8Vに落とせば
維持充電になるので
電流も多くは流れませんが
高めの電圧をかけ続けると
多めの電流が流れて
過充電になってしまいます。
過充電した場合は
バッテリー液で電気分解が起こり
水素と酸素が発生
バッテリー液が減ってきます。
実施に過充電してしまった時どうなったのか?
自家ソーラー発電でカーバッテリーに
電気を貯めていたのですが
夜間充電がストップする事
夜間もバッテリーから照明などの
電気を使うので
バッテリーが常に充電不足になってしまいます。
実際にカーバッテリーの充電は
とても難しく
14.5Vでフル充電し
電流を測定して
0.5A程度になったら
充電電圧を13.8Vに落とす
というやり方なのですが
使っているコントローラーは
電圧のみを設定するタイプ
の為、はじめは13.8V
設定で充電していました。
しかし、この電圧だと
夜間利用した電気が
翌日に充電しきれない
充電が間に合わないという事が
発生して、常に充電不足という
事になってしまい
カーバッテリの寿命が短く
なってしまうので
これを回避するため
充電時は少し多めに充電して
回復を早めようと思い
コントローラーを
通常は常時13.8Vの維持充電に設定するのを
14.2Vに設定してみました。
結果、この設定電圧だと、
全く使わない日で晴天の日に
過充電になってしまい
バッテリーの電極が劣化して
バッテリー液が濁ってしまい
結局、短期でバッテリーが
ダメになってしまいました。
カーバッテリーは充電不足だと
サルフェーションで
電極が劣化しますが
過充電だと電極が破損します。
サルフェーションは
パルス充電で回復可能ですが
電極が破損すると、
バッテリーを交換する必要があります。
この結果から、過充電するより
少し足りない位の方が
バッテリーを長く使うには
好都合である事がわかります。
車に搭載されたバッテリーは過充電になるの?
カーバッテリーの液の減り方が速い場合
過充電になっている可能性があります。
充電制御の不具合や
サルフェーションによる
バッテリーの劣化で
過充電状態が発生している場合です。
ですが、普通に利用している車の場合
過充電よりも
過放電や充電不足の方が
圧倒的に多いと思います。
エンジンがかかっていない場合でも
待機電流がつかわれています。
セキュリティ装置や
スマートキーなどの機能維持
時計や、エンジンなどのコンピューターの
データ保持などですね。
この待機電流が結構馬鹿にならず
バッテリーが弱っていると
エンジンが始動できなくなる
事が発生します。
もし過充電が続くと
電気分解により
バッテリー液の減り方が
早くなるので
点検の必要があります。
カーバッテリーの過充電にならない充電電圧
健康なカーバッテリーであれば
手動で充電する場合
13.8Vで充電しておけば
過充電にはならない
しかし、この場合フル充電するまでに
かなりの時間がかかるので
サイクル利用(毎回充電して半分くらいまで使用)
では充電不足になる。
サイクル利用の充電では
14.5Vで充電して
電流が0.5A程度まで落ちてきたら
維持充電は13.8Vで充電すれば
過充電にはならない。
まとめ
通常車で利用している場合は過充電にはならない
手動充電の場合は電圧を13.8Vにすれば過充電になならない
カーバッテリーが劣化していると過充電になる場合あり
車の充電系統にトラブルがある場合も過充電あり
バッテリー液のヘリ方速い場合は点検する事
バッテリーの劣化を調べる方法