カーバッテリーの仕組み

カーバッテリー規格の容量計算の方法と容量の見方とは?

カーバッテリーの容量について

カーバッテリーの容量とは

どの位の電気が貯められるか

という事になります。

 

水を貯めるとしたら

バケツの大きさにあたる部分です。

 

しかし、カーバッテリーは

温度や劣化状態によって充電容量が

変化してしまうので

使用中の正確な容量というのは

わかりません。

 

おおよその充電容量はカーバッテリーに

記載されている一番初めの数字で計算できます。

 

例えば

55B24L

という記号の場合

 

55÷5時間=11A

となり新品の状態で常温(25度位)の場合

11A(アンペア)を5時間

出力できる性能がある

カーバッテリーであると

いう事になります。

 

11Aアンペアといっても

わかりずらいでしょうから

家電製品に例えると

 

車のバッテリーは12V計算なので

12V×11A=132ワットの製品を

5時間稼働させられるという

計算ですね。

 

132ワットというと

液晶テレビの40型1台位にあたりますので

 

40型の液晶テレビを5時間見られる容量が

あるという事になります。

 

この容量が大きいと

車のセルモーターを回す

力が大きいという事になります。

 

セルモーターを回すのには

とても大きな電力が必要で

瞬間的にな数十Aから百A以上の

大電流が流れます。

 

一瞬なので大丈夫なのですが

それほど大きな電力が

必要になります。

 

カーバッテリーはこの一瞬の大電流を

取り出すのが大きな役目で

エンジンがかかってしまえば

後は、車の発電機が

発した電力のバックアップと

 

始動で使うた電気を

貯めるというのが主な仕事になります。

 

容量と始動性能

容量が大きければ

それだけ多くの電気が貯められますから

 

始動性能も上がる事がわかります。

車によってカーバッテリーを

装着する場所の大きさに

違いがあるので

 

小さな車にあまり大きなカーバッテリーは

積む事ができないでしょう。

 

それと、カーバッテリーは

温度によって容量が変化します。

 

寒いと容量が減り

熱いと容量が増えます。

 

これは化学反応により

電気を貯めたり出したりするので

温度が高いと反応がよく

低いと反応が悪くなるためです。

 

その為、温度と劣化

現在の充電具合など

複数の状況が合わさった

物が現在の容量になるので

 

正確な容量は確認しずらいという事になります。

 

 

正確なカーバッテリーの容量測定をするには?

カーバッテリーの容量をより正確に

測るための製品があります。

 

それがCCAテスターという物です。

 

CCAテスターは計測の基準が

-18度で放電して30秒目の電圧が

7.2V以上になる放電電流がどの位なのか

というテストで

 

CCA値が大きいほどエンジン始動性が高く

セルモーターを回す力が大きいという事になります。

 

私が使用しているCCAテスターはこれです。

 

 

カーバッテリーの容量は測るのが難しいようですね。

 

カーバッテリーは発電と蓄電の化学工場を小さくしたものなんですね。

 

あんな小さな箱の中に工場が入っているというのは

たまげてしまいます。

バッテリー

 

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